はじめての1泊2日の出張で持っていく荷物の選び方とホテルにあるもの

持っていく荷物の選び方

出張、という言葉で考えるといろいろと必要そうに聞こえるかもしれません。

私は心配性なので荷物が多いほうです。なれないうちはあれもこれもと詰め込んで、国内3泊の出張に、大きなキャリーバックを持っていって海外旅行?と聞かれたこもありました。

けれど、あったら便利、というものは、結局一度も日の目を見ずに、使われることなく自宅に戻ってきます。

そして冷静になって、外泊にのみ着目すると、実際に必要なのは、着替えに加えて朝晩使用しているケアグッズのみでした。この事実に気づくのに2年ぐらい短期・中期の出張を繰り返していましたが…。

今では最低限+予備を入れても、小さな鞄で小回りのきくスタイルに落ち着いています。

そんな私が、持っていく荷物を選ぶときに考えることや判断基準を紹介します。

実際の荷物リストへのリンク。文字あんどカード

 

友人の家に泊まるときの荷物から考える

 

気心知れた友人の家にお泊りする時、何を持っていきますか?パジャマやタオルは借りる人が多いのではないでしょうか。急なお泊りだと、日中の服すら借りることがあるかもしれません。

肌トラブルの悩みがない場合、化粧落としも、友人宅のものを使う人が多いように感じます。

そこで借りないものはなんでしょう?下着や化粧品のような、デリケートかつ仕様に個人差のあるものですよね。(たまに共有する人もいますが)

ここで思い浮かんだものが、あなたにとって外せないものです。

ポイント

友人宅で借りないものは?

 

毎朝毎晩自宅で使っているもの

 

では具体的に見ていきましょう。

 

毎晩自宅で使っているもの

 

仕事から帰ってきて、必ずしていることはなんでしょう?

TVを見る、スマホをいじる、ご飯を食べる…

といったものではありません。職場の飲み会や残業でクタクタになって帰宅した時、あなたがすることは?

 

髪の毛を洗って、シャワーを浴びて、化粧を落として、お肌のお手入れ。

最低限この4つではないでしょうか?

 

もちろんここに柔軟だのボディケアだの入る人はそれで良いです。

疲れ切った日の夜に行うことに必要なものは、先の例でいうと、このあたりでしょう。

シャンプー、コンディショナー、リンス、トリートメント、ドライヤーなど

ボディーソープ、スポンジ、タオル

クレンジング、洗顔フォーム、化粧水、乳液、オイルなどスキンケア用品、タオル

 

毎朝自宅で使っているもの

では逆に、遅刻しそうな朝に最低限行うことはなんでしょう?

洗顔してスキンケア、そしてメイク。

髪の毛に櫛を入れて、ブローしてスタイリング。

そしてご飯の有無に関係なく歯磨き。

こんなところでしょうか。すると必要になってくるものは、

洗顔フォーム、スキンケア用品、メイク用品

ヘアブラシ、洗い流さないトリートメント、ヘアオイル、ドライヤーなど

歯磨きグッズ。

 

どれだけ時間がなくても、疲れていても行っている習慣の中で使用するものが、あなたにとっての本当に必要なものです。

 

ポイント

時間がなくても疲れていても毎朝毎晩やることは?

 

これいるかも!あったら便利!は持っていかない。

先程の友人宅お泊りの例でいうと、友人の家にはあるだろうから、あったら便利系のものって持っていかないですよね。そのスタンスを、ホテル生活でも貫いてください。だいたいのものはホテルでもらえたり借りられますし、本当に必要な場合、お金で解決できますから。

 

ホテルのアメニティの罠

最近のビジネスホテルのアメニティの充実ぶりには目を見張るものがあります。

歯ブラシ

歯磨き粉

カミソリ

シェービングフォーム

これらは、スタンダードプランでもだいたいどこでも揃っていますね。

また、上のアメニティに加えてチェーン系のビジネスホテルだと、

たわし

ヘアブラシ

ヘアゴム

綿棒

ヘアゴム

こういったものが部屋に用意されていたり、受付でもらえることがほとんどです。

また、レディースプランだと、こういったものもありますね。

クレンジングオイル・洗顔フォーム・コットン・化粧水・乳液のスキンケアセット

フェイスパック

ヘアパック

温泉の素・バスソルト

ボディクリーム

 

ビジネスホテルに備え付けであるもの

設備

湯沸かし器

加湿器(使わないけど…)

ドライヤー

タオル類

寝巻き

TV

 

貸し出し品

ズボンプレッサー

アイロン

爪切り(私はこれは自分のを使いたい…気分的に)

 

消耗品

ティッシュ

シャンプー、リンス

ボディーソープ

 

ホテルにあるけど持っていくべきもの

それはトリートメントとカミソリです。順に見ていきましょう。

トリートメント

シャンプーやリンスは、香りの問題やこだわりがない限り、備え付けのもので良いでしょう。場合によってはリンスインシャンプーにあたる場合もありますが、トリートメントがあれば1泊2日なら乗り切れます。

結論から言うと、トリートメントは、洗い流すもの、流さないもの、どちらでも良いです。どちらでも良いので持っていきましょう。ホテルに備え付けの大瓶は、POLAや資生堂のものを置いているところも多いですが、とにかく当たり外れが大きいです。

事前にホテルのウェブサイトなどから確認して満足した場合を除き、使い切りのトリートメントは必須です。ハズレのシャンプー&リンスで、ヘアオイルもトリートメントも持っていない場合、髪がギッシギシになります。男女・髪の長さに関係なく、髪の毛に艶がなく、ぼさぼさだと、第三者に不衛生な印象を与えます。出張先で合う取引先や自社の人から、

「自分のこともできない人が仕事できるの?」

つまり、仕事できないんじゃない?と見られる可能性がある訳です。ここまで大げさでなくとも、人間の印象は見た目が9割、しかも第一印象で決まりますから、清潔感を出しておくに越したことはないでしょう。

あえてルーズやウェットなヘアスタイルも流行っています。しかし、そういった見た目が重視されるアパレル・美容・クリエイター系ではない人がするには、出張先の相手に与える印象が悪くなるリスクが大きすぎるのでおすすめしません。

 

 

カミソリ

ホテルにアメニティとして常備してあるのはT字のカミソリです。眉などの顔周りのお手入れに、普段T字カミソリを利用していない人は必須です。

個人的には無印の旅行用折りたたみカミソリが使いやすくておすすめです。

 

 

持っていく必要のないあったら便利なもの

出張で何があるかわからないし、移動時間暇になるし…と思って荷物が大きくなっていませんか。

なくても困らないものが入っていて、本当に必要なものが入っていない、なんてことがないように注意しましょう。

本当に必要なものは、友人宅で借りるもの、朝晩自宅で欠かさず行っていることに必要なもの、そして着替え、これだけです。

 

むしろ、同じ荷物を増やすなら、建設的な荷物の増やし方をしましょう。例えば災害対策です。

 

あったら便利よりも持っていくべきもの。

 

他の国ならいざしらず、日本は地震、津波、噴火、大雨、強風という自然災害大国です。特に2018年は頻発していましたよね。

こういった災害で怖いのは、規模の大きい災害での一次災害はもちろんのこと、二次災害です。強風や地震に起因する停電、断水などのライフラインの断絶。経験していなくとも、ニュースで見聞きしたという方は多いことと思います。

出張先で、二次災害にあったらどうしますか?

常に水3リッターを用意しておくのは現実問題難しいです。ですから、一次災害対策は実際に無理です。でも、二次災害対策なら、できますよね。

しかし、同じ荷物を増やすなら、出張中使わない「あったら便利かも」な荷物より、災害時に「あなたの命を守る」荷物を入れておきましょう。

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